葬祭事業本部

葬儀の流れをわかりやすく解説

ご逝去から葬儀後までの手順と準備

大切なご家族とのお別れは、突然訪れることがあります。

いざ葬儀を執り行うことになっても、「何から始めればいいのか」「いつ、何を決めなければならないのか」と戸惑う方は少なくありません。

葬儀には、ご逝去後の対応からお通夜、葬儀・告別式、火葬、そして葬儀後の手続きまで、慣れないことが多々あります。

あらかじめ全体の流れを知っておくことで、必要な準備が明確になり、落ち着いて大切な方をお見送りすることができるようになります。

今回は、福井市を中心に、福井県で一般的に行われる葬儀の流れを中心に、ご家族が準備することや知っておきたい注意点を順番にご紹介します。

葬儀はどんな流れで進む?

一般的な葬儀は、大きく分けて次の4つの段階で進みます。

1.ご逝去直後の対応

2.葬儀の準備

3.ご葬儀

4.葬儀後の対応

実際の進行は、地域の風習や宗教、葬儀の形式、火葬場の状況によって異なります。

特に福井県の嶺南は関西圏に近い風習がありますので、詳しい内容についてはお問合せください。

ここからは、それぞれの段階について詳しくご説明します。

1.ご逝去直後の対応

①死亡確認と必要書類の受け取り

ご家族が亡くなられた際には、まず医師による死亡確認が必要です。

病院で亡くなられた場合は、担当医が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。介護施設などで亡くなられた場合も、施設と連携する医師などが対応します。

ご自宅で亡くなられた場合は、状況によって対応が異なります。訪問診療を受けていた方などは、まずかかりつけ医や訪問看護の連絡先に相談してください。

突然亡くなられた場合や死因が明らかでない場合には、警察による確認が必要になることがあります。判断に迷う場合は、119番などに連絡して指示を受けます。

なお、死亡診断書や死体検案書は、その後の死亡届の提出などに必要となる重要な書類です。提出前にコピーを保管しておくと、後の手続きにも役立ちます。

アスピカでは死亡診断書や死体検案書をお預かりした際にコピーをお渡ししておりますのでご安心ください。

②葬儀社への連絡

死亡確認後は、葬儀社へ連絡して、ご遺体の移送や安置について相談します。

病院で亡くなられた場合、長時間の安置が難しいこともあるため、移送先を決める必要があります。

葬儀社へ連絡する際には、次の情報があるとスムーズです。

  • 故人様のお名前
  • お亡くなりになった場所
  • ご連絡されている方のお名前と電話番号
  • ご希望の安置場所
  • を希望する時間

この時点で、葬儀の内容や費用をすべて決める必要はありません。

まずは故人様を安心してお休みいただける場所へお連れすることが優先です。

葬儀社が事前に決まっていない場合は、病院側から葬儀社リストのご提示がある場合があります。

迷った場合は、あくまでもご自宅などのご安置施設までのご移送までとして選択します。

そうならないために、事前に葬儀社を決めておくと良いでしょう。

③故人様のご移送・ご安置

故人様を、ご自宅や葬儀会館などの安置施設へ移送します。

ご自宅で安置される場合には、ご安置場所やお布団を敷く準備を行います。一方、住宅事情やご家族の負担を考慮し、葬儀会館の安置施設を希望される方もいらっしゃいます。

安置場所は、故人様とご家族がどのように過ごしたいかを考えて選ぶことが大切です。

2.お身内への連絡と葬儀準備

①近しい方への訃報連絡

故人様の安置が整ったら、ご家族やご親族など、特に親しかった方から順番に訃報を伝えます。

ご逝去直後は、亡くなられた事実と安置場所など、必要最小限の情報をお伝えするだけでも差し支えありません。

通夜や葬儀の日程などが決まらない内に様々な所に間違った連絡をしてしまうと混乱します。

葬儀の日時や会場が決まった段階で、あらためて詳細を連絡するようにします。

家族葬を希望される場合は、どなたに参列していただくかについても、ご家族で確認しておきましょう。

②葬儀の日程・会場・形式を決める

葬儀社との打ち合わせでは、故人様のご希望やご家族のお考えをもとに、葬儀の内容を具体的に決めていきます。

主な確認事項は次のとおりです。

  • 喪主をどなたが務めるか
  • お通夜・葬儀の日程
  • 葬儀を行う会場
  • 家族葬・一般葬などの葬儀形式
  • 参列予定人数
  • 宗教・宗派と宗教者への連絡
  • 祭壇や供花などの内容
  • 料理・返礼品の準備
  • 葬儀費用と見積もり

葬儀の日程は、ご家族だけでなく、宗教者や火葬場の予定なども確認したうえで決定します。

また、葬儀費用については総額だけでなく、何が含まれていて、何が追加費用となるのかを確認することが重要です。

③お身体を整える納棺

湯灌(おくり湯)で故人様のお身体を清め、お化粧、お着替えなどを行い、お棺にお納めする儀式を納棺といいます。

故人様が愛用していた衣類や思い出の品を一緒に納めたい場合は、事前に葬儀担当者へ相談しましょう。

火葬時の安全性などの理由から、不燃物は勿論、硬貨・紙幣など禁止されているものがありますので、担当スタッフにご確認ください。

3.通夜から葬儀・告別式まで

①お通夜

お通夜は、故人様とご家族、ご親族、親しかった方々がお別れの時間を過ごす儀式です。

仏式の場合は、一般的に僧侶による読経や焼香などが行われます。

通夜式が終わると通夜振る舞いとして食事の席を設けます。

②葬儀・告別式

お通夜の翌日には葬儀・告別式が執り行われます。

葬儀は宗教的な儀礼を通じて故人様を弔うものであり、告別式は参列者が故人様とのお別れを行う時間です。

仏式では、主に次のような流れで進みます。

  1. 参列者の受付
  2. 僧侶の入場
  3. 開式・読経
  4. 焼香
  5. 弔電の紹介
  6. 僧侶の退場・閉式

具体的な進行は宗派や地域の習慣によって変わります。

近年は、生前の写真を紹介したり、思い出の音楽を流したりするなど、故人様らしさを大切にしたお見送りが行われています。

③出棺

葬儀・告別式の後は、故人様との最後のお別れの時間です。

ご家族やご親族が棺の中にお花を手向け、故人様とお別れをお見送りします。

その後、柩を霊柩車へお移しし、火葬場へ向かいます。

ご親族の方々などは火葬場へ同行する時にはバスをご利用してご移動します。

移動手段については、事前に担当スタッフから確認がございますのでご安心ください。

火葬場で最後のお別れをし、火葬が始まるとご遺族・ご親族皆様は葬儀会場へ一旦バスで戻ります。

葬儀会場ではご遺族・ご親族を中心にお食事をご用意し、故人を偲び、ご生前中のご厚情に対し感謝をお伝えします。

4.火葬・収骨と初七日法要

①火葬・収骨

ご収骨のお時間に合わせ、ご収骨される方が火葬場へ向かいます。

喪主様などお近い方はご親族のご接待のため葬儀会場に残り、故人様のお孫様などがご収骨に向かわれることが多いです。

近年では喪主様も向かわれたり、ご親族皆様で向かわれるケースもあり、ご希望に合わせて柔軟になって来ております。

火葬終了後、ご遺族やご親族でご遺骨を骨箱に納める「収骨(お骨上げ)」を行います。

火葬場によって所要時間や利用方法が異なるため、当日の予定は火葬場や葬儀担当者に確認しておきましょう。

②納骨・初七日法要

初七日法要は、仏式において故人様が亡くなられた日を含めて7日目に営む法要です。

現在ではご親族の移動や日程の負担を考慮し、葬儀当日のお寺への納骨と合わせてお寺やご自宅で繰り上げて営みます。

宗派や地域、宗教者の方のご都合などによって変わりますので宗教者の方に確認するとよいでしょう。

5.葬儀が終わった後

葬儀を終えた後にも、さまざまな手続きや準備があります。

①ご遺骨の安置

火葬後、ご遺骨をご自宅にお持ち帰りになる場合は、後飾り祭壇などを用意して安置します。

ご遺影やお位牌などをご安置し、お墓への納骨までの期間を過ごします。

②行政・生活に関する手続き

葬儀後は、故人様に関する各種手続きを進める必要があります。

主なものには、健康保険や年金に関する届出、公共料金・各種契約の名義変更や解約、金融機関への連絡、相続に関する確認などがあります。

手続きごとに期限や必要書類が異なるため、一覧を作成して整理するとよいでしょう。

③四十九日法要・納骨

仏式では、四十九日を一つの節目として法要を営むことがあります。

この時期に合わせて納骨を行うこともありますが、時期に一律の決まりがあるわけではありません。

ご家族の意向や菩提寺、墓地の状況などを確認しながら準備を進めます。

6.葬儀のよくある質問

Q.葬儀は亡くなって何日後?

一般的には、ご逝去の翌日、翌々日辺りでお通夜や葬儀を行うケースが多く見られます。

ただし、火葬場の予約状況、宗教者の予定、遠方のご親族の到着などによって変わるため、必ずしも決まった形があるわけではありません。ご遺族が海外から帰国してから、地元の行事が終わってから、気持ちの整理が着いてから、年末年始や長期休暇で親族がすぐに来られない、などで延ばすケースも多々あります。

Q.何から始めればよいですか?

ご逝去後、どこの葬儀社に依頼するか、どこにご安置するか、自治会長や宗教者などの連絡先の確認、お写真のご準備などをしておく良いです。

葬儀の日程や内容については、安置後にご家族と葬儀社で相談しながら決めることができます。

Q.費用はいつ確認するのですか?

葬儀の形式や内容を決める打ち合わせの際に、見積もりを確認することが大切です。

また、事前相談を利用すれば、ご逝去前に葬儀の形式やおおよその費用について把握しておくこともできます。

Q.何も決めてなくても相談できますか?

もちろん、事前に具体的な希望が決まっていなくても相談できます。

葬儀の形式、人数、会場、費用などについてお話しながら、ご家族に合ったお見送りの方法を検討できます。

7.事前相談という選択

葬儀は、ご逝去後の短い時間の中で多くの判断が求められます。

その一方で、十分に検討する時間が取れず、葬儀を終えてから「もっと確認しておけばよかった」と感じることもあります。

事前相談では、葬儀の流れを知るだけでなく、ご希望に合う葬儀の形式や会場、必要な費用などについて、あらかじめ確認できます。

また、ご家族の想いや故人様のご希望を整理する機会にもなります。

葬儀について事前に考えることは、必ずしも葬儀の内容をすべて決めておくことではありません。

いざというとき、ご家族が迷わずに判断できるよう、必要な情報を知っておくことが大切です。

アスピカでは、福井県内の葬儀や家族葬について、事前相談を承っています。

葬儀の流れや費用、会場選びなど、気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

葬儀の事前相談はこちら


※本記事では福井市の葬儀で、主に仏式の一般的な葬儀の流れを紹介しています。地域の風習、宗旨・宗派、葬儀の形式、火葬場の運用などによって内容が異なる場合があります。